毎年の事ですが、6月に入ってからは気温も湿度も上がって蒸し暑くなってきました。
そこで今年は暑さ対策として手軽に涼しさを取り入れようと、ネックファンと卓上ファンを購入しました。
両方とも同じメーカーのELAiCE(エレス)から販売されているiFanシリーズの2機種です。今回はこの2つのモバイルファンについて使用感をレビューします。
スペック
メーカー | ELAiCE | ELAiCE |
製品名 | CollarPlus(ネックファン) | ClipsS2(卓上ファン) |
連続使用時間 | 2.5~8.5時間 | 4~60時間 |
充電時間 | 3時間 | 3.5時間 |
充電ポート | USB Type-C | microUSB |
首振り角度 | – | 45°/90° |
風量調整 | 3段階 | 無段階 |
バッテリー容量 | 4000mAh | 4000mAh |
サイズ:幅x奥行x高さ | 204mm x 185mm x 65mm | 120mm x 110mm x 185mm |
重量 | 295g | 390g |


パッケージはシンプルに商品が大きく表示さてれいて分かり易いデザイン。


付属品は充電ケーブルと説明書のみです。個人的にはシンプルで好感が持てます。
CollarPlus(ネックファン)の特徴
良い点
- スタイリッシュなデザイン
- ボタン1つのシンプルな操作性
- 首を冷やすので涼しい
イマイチな点
- 首掛け位置が安定しない
- 中、強モードはうるさい

CollarPlusの特徴はそのスタイリッシュなデザインです。ブレード(羽)のある一般的な扇風機と違い、ブレードレス構造なので送風部もコンパクトで野暮ったさを感じません。
ただし、質感としてはプラスチッキーで少し安っぽさを感じます。


本体の左右と後ろに計3つのファンが格納されています。側面の穴から吸気して、本体の蛇腹になっている穴から送風します。

操作は本体右側についている1つのボタンのみで行います。長押しでON/OFF。ボタンを押すごとに弱モード→中モード→強モードを切り替えるだけのシンプルな操作性です。
首をピンポイントで冷やすので、室内であれば弱モードでも十分に涼しさを感じられます。

充電は本体下部にあるUSB(Type-C)ポートから充電しますが、充電器は付属していないので、自分で用意する必要があります。※充電器の出力は10W(5V2A)以上が必要

重量は286g(公称値295g)で、ヘッドフォンなどと同じくらいの重さです。首に掛けておく分には重さを感じることは無いと思います。


装着するとこんな感じ。ちょっと小型のヘッドフォンを首掛けしているように見えます。カラーが紺に近いブルーの落ち着いた色合いでそこまで目立ちません。
ただ、イマイチなのは首掛け位置がずれやすいことです。

首の後ろ側にもファンが付いているので、首と接触させてしまうと髪の毛がファンに接触することがあります。
ブレードレスなので髪が巻き込まれることはありませんが、髪や肌が接触しているとファンの吸気が悪くなり送風力が低下します。
また、中モードと強モードは送風力が大きく涼しいですが、うるさいです。屋外ではそこまで気になりませんが、オフィスなど周りに人がいる環境で使用する場合は弱モード一択になります。
ちなみに裏技として、ノイズキャンセリングイヤホンを使えば強モードでも気にならないレベルになります。
試したイヤホンはこちら
もう一つ補足すると、自転車に乗っている時は強モードでも前方からの風圧(向かい風)に負けて全然涼しくなりません。僕は自転車通勤で活躍できるかもと買ったのでこれは誤算でした。
それでも信号待ちなどで止まれば涼しいので無いよりは全然良いです。
ClipsS2(卓上ファン)の特徴
良い点
- 万能土台でどこでも設置できる
- 首振り機能が付いてる
イマイチな点
- 少し重いので頻繁な持運びには向かない
- 充電端子がmicroUSB

ClipsS2の見た目はブレード付きのザ・扇風機といった感じで、温泉とかの脱衣所の壁に着けられている扇風機に似ています。スタイリッシュ感は薄いですが、カラーがホワイトで統一されているので野暮ったくは見えません。

ボタンは3つついていて、上から風量調節用のジョグダイヤルボタン、首振り機能調整ボタン、電源ボタンになっています。
風量調整はジョグダイヤルで無段に調整できます。最大にすると2mくらい離れても余裕で風が届くので、卓上で使う分には十分な風量があります。また、ブレードのお陰で効率的に送風できるので最大風量でもうるさいと感じる程ではありません。


モバイルファンには珍しい首振り機能は、45°と90°の2段の設定が可能です。ボタンを押す度に45°→90°→なしを繰り返します。


土台はクリップ機能と底面に磁石が備わっています。

クリップは約40mmまで広がるので、割と色々な物に挟むことができます。


例えば、ベビーカーのハンドルやテントやタープのポールなどにも取り付けられるので、室内だけでなく外出時やアウトドアでも活用でそうです。
他にも土台底面にある磁石のお陰で冷蔵庫や物置の壁などに取りつけることも可能です。

ただし、ファンも土台もしっかりしている分、Clips2の重量は368g(公称値390g)と手軽なハンディファンと比べると少し重めなので、持ち歩くには向いていません。そもそも、土台が手で持つことを想定した作りになっていないので、持ち運ぶことはあまりないと思いますが。

充電ポートはmicroUSBです。発売時期は2020年と比較的新しい中、最近主流のType-Cでないのは個人的にはマイナスポイントでした。また、CollarPlus同様に充電器は付属してません。
まとめ
CollarPlus | ClipsS2 | |
デザイン | ||
風量 | ||
静穏性 | ||
モバイル性 | ||
総合評価 |
今回はELAiCE(エレス)のモバイルファン『CollarPlus』と『ClipsS2』の記事を書きました。
ネックファンと卓上ファンで用途がそれぞれ違いますが、どちらも期待した以上に清涼感を感じることができます。
特にClipsS2は土台が万能なので色々なシチュエーションで活用することが来きるのでおススメです。
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