【レビュー】パナソニックの衣類スチーマー『NI-FS570-PN』で素早く簡単にシワ伸ばし

僕は出社時に毎日襟付きのシャツを着ます。本当はTシャツで行きたいんですが、社内ルールではオフィスカジュアル指定のため、必然的に上着は襟付きシャツかポロシャツです。

そして僕は襟付きシャツがあまり好きではありません。理由はアイロン掛けが面倒だから。アイロン台を準備して、アイロンを温めるまで数分まって、当て布をして・・・なんて工程を考えるだけでも嫌になります。

そんなズボラな僕の救世主になりそうな商品をこの度購入しました。

パナソニックの衣類スチーマーNI-FS570-PNです。軽量小型でなによりシャツをハンガーに掛けた状態でスチームを当てることができるとのこと。今回は実際に使ってみた使用感をレビューしていきたいと思います。

スペック

取っ手が握り易く本体も軽量なので、使用中に腕が疲れることはありません。

シンプルなデザインで、本体側面にはON／OFFスイッチと給水用の蓋があるのみです。

スチームは底面の6個の穴から噴出します。また、水を入れなければアイロンとして使用することもできます。

NI-FS570-PNはすぐに使い始めることができます。

まずは、付属している軽量カップから本体に水を入れます。

スイッチをONにするとわずか19秒で準備が完了します。

「POWERFULL」のランプが点滅から点灯に変わるとスチームを出せる状態になります。

出典：パナソニック

NI-FS570-PNは本体を360°どんな向きにしてもスチームを出すことができます。

この機能のお陰で、スチーマー初心者の僕がシャツをハンガーに掛けた状態でも一通りスチームを当てることが出来ました。

実際に写真のシャツをハンガーに掛けた状態でスチームを当ててみました。

慣れないと難しいですが、コツとしては、スチームを当てたい部分の先端を片方の手で伸ばしながらスチームを当てるとシワが伸びやすいです。

最初はシャツ1枚をかけてる途中でスチームが切れてしまいましたが、慣れてくるとスチームが無くなる前にかけきることができます。

左の写真がスチームをかける前、右がスチームをかけた後です。遠目から見てもシワが取れているのが分かります。

アップで見てもafterはシワが完全に無くなっていて断然綺麗な状態になりました。

続いて2枚目をかけてみます。

左がbefore、右afterです。遠目から見るとシワも綺麗になってるように見えますが・・・

アップで見ると、afterでも微妙にシワが取り切れてません。

最初はスチームの当て方が悪いのかと思いましたが、何度かやり直しても同じ結果でした。

原因はシャツの素材にありました。1枚目のシャツは綿100%に対して、2枚目のシャツは綿96%＋ポリウレタン4％でした。

ポリウレタンは綿よりも形状記憶する性質があるので、スチームではシワを伸ばしきることが出来なかったんだと思います。

出典：パナソニック

ちなみにNI-FS570-PNには3倍パワフルスチームという機能がありますが、こちらは瞬間的にしかスチームを出すことが出来ないので、シワとりには向いていません。脱臭、除菌のための機能として割り切りましょう。

完全にシワをとるとなるとアイロンを当てる必要がありそうです。

NI-FS570-PNは軽量小型で取り回しが良く、アイロン掛け初心者でも簡単にシャツのシワ伸ばしができますが、大量の洗濯物に使用するには向いていません。

理由としては、スチーム持続時間が4分と短いことです。4分だとせいぜいシャツ2枚までしかスチームをかけられません。スチームが切れる度に水を補給するのは煩わしさを感じました。

また、素材によっては完全にシワを取りきることもできないので、NI-FS570-PNの使用に向いているのは、以下が当てはまる人と思います。

大量の洗濯物をピシっとシワの無い状態に仕上げたいならスチームアイロンを買った方が良いと思います。

NI-FS570-PNは軽量小型のスチーマーです。360°回転可能で初心者でも簡単にシャツのシワ伸ばしをすることができます。反面、スチーム持続時間が短いので一度に掛けられるのはシャツ１～2枚程度で、シャツの素材によっては仕上がりはアイロンには劣ります。

ただ、日常的に着用するシャツとしての仕上がりは十分合格点だと思います。何より19秒で起動して2～3分でシャツ1枚仕上げられるのは忙しい朝には大助かりです。